安全に楽しくコミュニケーションを育みながら無理なく

ミラクルスイミー足跡・状況・指導方針

① 設立年月日


 平成18年1月23日
広く障害児・者に対するマンツーマン、グループ、親子でのアクアレッスン事業(水の特性を活かした心身のリラクゼーションや適度な運動等)や、障害児・者施設団体、特別支援学校等でのアクアレッスン普及のための指導者養成、派遣を通して障害者スポーツの普及啓発と理解促進を図るなど、障害児・者およびその家族等の心身の健全な向上と、積極的な社会参加への推進を図ることを目的とし、そのことで得られた楽しさや喜びをともに分かち合いながら、障害児・者の明るい未来へともに邁進していこうして設立されました。
平成27年9月には、設立10周年記念「ミラクルフェスタ2015」を開催し、水中パフォーマー「トゥリトネス」と一緒に障害児・者&健常者のノーマライゼイションを実現しまし

② 現在の役員・会員数(06/4/1現在)


◇理事長1名・専務理事1名・理事1名・監事2名
◇会員103名そのうち受講生90名(マンツーマン20名・グループ63名・アスリート7名)
◇インストラクター9名

③ 指導方針


《 安全に楽しくコミュニケーションを育みながら無理なくすすめる 》

☆ 安全⇒しつけ

  楽しいレッスンの成立は安全から→使用施設のルールを守ること→社会参加一般的な規則を守ることが
  日頃の生活でも習慣づけにもつながる。しつけにおおいに関係する。水慣れの前に安全第一。

☆ 楽しく⇒指導方法を工夫する

  意欲を育て挑戦することで得られた達成感を経験し、体を動かす楽しさや水の心地よさ・楽しさを感じ
  るようにする→その為には?

☆ コミュニケーション⇒一緒に育つ

  心と体の緊張を解きほぐし、人と人との関わりを大切にする。信頼関係を作り育む。
    ・相手の世界に入り込んで同じ地平に立つ
    ・理解しているもの、興味あるものを一緒にやってみる
    ・保護者とのコミュニケーションも重要

☆ 無理なく⇒待つこと

    本人の状態や力をしっかり見極め、本人にあったペースで内容を進めていく。
    ・指導の内容を押し付けない→本人に指導の内容を合わせる(指導の幅が必要)
    ・成果をあせらずスモールステップで→待つこと

☆ 本人主体

    やりすぎ(手助け)は障害者・児の自立の妨げになる。補助は最小限に留め、出来ることを伸ば
    し出来ないことに補助し少しずつその補助を減らしていく。

  ★ 障害のために出来ないこと、出来にくいことに対しては支援を行い、障害が影響
    しないことは通常のように対応する。
  ★ 障害者が持っている能力を客観的に評価して援助すべきことと援助しなくてい
    いことを見極める。



障害者にとっての水泳

 障害児・者にとっての水泳は、泳ぎを習得するということも重要ですが、それ以前に余暇時間の充実を図れること、健康を維持・促進できること、社会への参加を促すこと等が重要なのです。
 水と接している時間というのは、水慣れによる水への親近感が気持ちを非常に充実したものに変えてくれるため、笑いの絶えない楽しい一時となります。そのことが気持ちを安定・明るくさせるため、社会へ積極的に参加しようという気を起こさせます。
 また普段活動範囲が限られた障害児・者は運動経験が乏しいため、リラクゼーションや大きな動きを経験する機会に恵まれませんが、水の特性を生かすことで、普段できない動きを経験でき、それが関節の可動域を広げさせたり、筋肉の衰えを防いだりと、健康を維持・促進できるのです。
 そしてそれらのことが自信へとつながり、将来明るい光も差してくる現状を自分で導いていけるのです。